院長・副院長就任のご挨拶

院長・副院長就任のご挨拶

 この度、佐藤敦夫先生の後任として本年4月1日より院長に就任致しました德永 修でございます。当院には平成10年4月より小児科医師として勤務しております。当院に赴任するまでは2~3年ごとの転勤を繰り返してきたため、「少し腰を落ち着けて、診察室で出会う子どもたちとじっくり向き合うことができれば…」との思いも持ってこの病院にやってきましたが、気が付けば25年以上が経過してしまいました。居心地がよかったのかもしれませんが、また一方で日々の診療でやりがいを感じていたから、ここまで長居をしてしまったのかもしれません。当院では主に長い経過をたどる病気や障がいとともに生活されている患者さんを対象として専門的な医療・福祉サービスを提供しています。呼吸器疾患、神経難病を含む脳神経筋疾患、そして成育医療・障がい児(者)医療などの限られた分野ではありますが、ひとりひとりの患者さんにじっくりと向き合い、その時々の状況に応じた適切な医療サービスを提供することができる病院であると自負しています。今後も当院が地域において欠かすことができない医療機関として、期待される役割を十分に果たしていけるように、病院スタッフと力を合わせて努力する所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。


院長 德永 修





 本年4月より副院長を拝命いたしました。これまで、パーキンソン関連疾患や認知症を含む神経筋疾患一般・神経筋難病の診療や研究を通じて、それぞれの患者さんに適した治療・ケアを提供できるように努めてまいりました。
 当院は、呼吸器センター、小児科、脳神経内科、各領域の専門医やスタッフが、症状や障害と付き合っていく必要のある疾患や障害に対して、生活の質を高める医療やケアの提供を行っています。また、他の医療機関や介護事業所、保健所などとも多職種で連携しながら、地域の方々にもお役に立てる病院であることも目指してまいりました。さらに、根治が難しい慢性疾患や難病について、症状を軽減させる、或いは、進行を遅らせることができる新たなお薬の治験や臨床研究にも取り組んでいます。
 こうした当院の特色を生かして、疾患や障害の診断から急性期や慢性期にかけて、外来・入院で継ぎ目なく、患者さんやご家族が持っておられる価値観を大切にしつつ、安心して診療・ケアを受けていただけるように努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

副院長 山本 兼司