RI検査について
RI検査の「RI」とは放射性同位元素(Radio Isotope)の略で、放射線を出す物質のことです。
RI検査にはこの微量の「放射線を出す物質:RI」で目印を付けた薬を使用して行う検査です。
検査にかかる時間は、検査の種類によって異なります。
当院で行っている主な検査につい説明します。
前処置 | 無し |
検査時間 | 約4時間 午前に注射、午後に撮影。撮影時間は30分 |
注意事項等 | 衣服は着たままで撮影できますが、金属・陶器・宝石・カイロ等は外しておいてください。 |
黒質線条体ドパミン神経終末部のドパミントランスポーターの分布を反映した画像が得られます。
パーキンソン症候群やレビー小体型認知症の診断や診断精度の向上が期待されています。
お薬を注射し、頭部にお薬が十分に集まるまで3時間程待ってから撮影します。
1.RI検査室でお薬を静脈に注射します。
2.頭部にお薬が十分に集まるまで通常3時間程待ちます。
(※注射後に次の撮影時刻を説明します。撮影時刻までは自由にしていただきます。)
3.撮影のために、検査用のベッドに仰向けに寝ていただきます。
・撮影は30分で終了します。
・頭部の撮影を1回行います。
・きれいな写真を撮影するために、検査中は動かないでください。
・30分間程、じっとできない方は、お知らせください。
前処置 | 無し |
検査時間 | 約5時間 午前に注射、午後に撮影。撮影時間は15分~30分 |
注意事項等 | 衣服は着たままで撮影できますが、金属・陶器・宝石・カイロ等は外しておいてください。 |
骨の代謝や反応が活発なところに集まるお薬を使用して行う検査です。
骨折や骨の炎症など、骨の病気の有無が判ります。
お薬を注射し、骨にお薬が十分に集まるまで待ってから撮影します。
1.RI検査室でお薬を静脈に注射します。
2.お薬が骨に十分に集まるまで通常3~4時間待ちます。
(※注射後に次の撮影時刻を説明します。撮影時刻までは自由にしていただきます。)
3.きれいな写真を撮るために撮影時刻の直前に、排尿(おしっこを)すませてください。
4.撮影のために、検査用のベッドに仰向けに寝ていただきます。
・撮影は30~1時間で終了します。
・全身の撮影を2回行います。
・その後、体の一部分の撮影(一回3~5分)を数回行う場合があります。
・きれいな写真を撮影するために、検査中は動かないでください。
・10分間程、じっとできない方は、お知らせください。
前処置 | 無し |
検査時間 | 検査時間は30分~40分 |
注意事項等 | 衣服は着たままで撮影できますが、金属・陶器・宝石・カイロ等は外しておいてください。 |
脳の血流状態を見る検査です。
脳梗塞等の脳血管障害や痴呆等の診断に役立ちます。
・目から入る不要な刺激を無くすために目隠しをします。
・右手よりお薬を注射します。
・お薬を注射と同時に2分間の撮影を始めます。
・検査は約30~40分で終了します
・きれいな写真を撮影するために、検査中は動かないでください。
・20~30分間程、じっとできない方は、お知らせください。
前処置 | 無し |
検査時間 | 約4~5時間 |
注意事項等 | 衣服は着たままで撮影できますが、金属・陶器・宝石・カイロ等は外しておいてください。 |
心臓の交感神経の状態を見る検査です。自律神経障害等の病気の診断に役立ちます。
お薬を注射し、心臓にお薬が十分に集まるまで15分程待ってから撮影します(撮影①)。3~4時間後にもう一度撮影します(撮影②)。
2.お薬が心臓に十分に集まるまで15~20分間待ちます。
3.検査用ベッドに仰向けに仰向けに寝ていただきます。(撮影①)
・撮影は約5分で終了します。
4.3~4時間待ちます。
5.撮影のために、検査用ベッドに仰向けに仰向けに寝ていただきます。(撮影②)
・撮影は約5分で終了します。
前処置 | 撮影の前日に下剤を飲んでいただきます。 |
検査時間 | 1日目:注射のみ |
注意事項等 | 衣服は着たままで撮影できますが、金属・陶器・宝石・カイロ等は外しておいてください。 |
炎症を起こしている部分や反応が活発なところに集まるお薬を使用して行う検査です。
1.RI検査室でお薬を注射します。2.撮影の前日に主治医の支持どうりに下剤を飲んでください。
3.撮影の日に放射線科RI検査室前にお越しください。
4.撮影のため検査用のベッドに仰向けに寝ていただきます。
・撮影は15~30分で終了します。
・全身の撮影を1回行います。
・その後、体の一部分の撮影(一回約10分)を数回行う場合があります。
・きれいな写真を撮影するために、検査中は動かないでください。
・15分間程、じっとできない方は、お知らせください。