検査科このページを印刷する - 検査科

検査科では、病気の診断・病状の変化をしらべるため、採取された尿・糞便・喀痰・血液・組織などから、生化学的・免疫学的・形態学的・生物学的方法などの様々な手法を用いて、分析・検査を実施し、からだの中の情報をとらえています。また、からだの中の、電気的及び圧力的な変化などを種々の検査装置によって信号としてとり出して記録しています。当院では、検体検査部門、細菌検査部門、病理検査部門、生理機能検査部門の4つの部門に分かれて、日々、正確性・信頼性の向上に努め、検査結果が迅速に報告できるように努力しています。

検体検査部門では、患者さんの血液・尿・便・穿刺液などの検体を用いて、種々の検査項目を測定します。測定に用いる検査の方法で、血液検査・生化学検査・免疫検査部門などと区別して呼ぶ場合もあります。測定は主に専用機器を用いてきましたが、近年汎用機器の導入により明確な区分が無くなりましたので、上記の部門を集合させ検体検査部門または検体検査室と呼んでいます。


細菌やかびは、世界中のいたる所に存在しています。有益に利用される微生物(麹菌や納豆菌、抗生物質の元となる菌など)も多くありますが、人に対して病気を引き起こす菌もいます。このような病原性のある菌が、人に感染すると様々な病気を引き起こします。人のすべての器官や臓器に感染し、多彩な症状を引き起こし、時には人を死に至らしめることもあります。
細菌検査は、これらの感染症を起こす菌やかびを、顕微鏡で観察することや、検体(痰や尿など)を培養することで、感染症の原因となる菌をつきとめる検査です。またお薬の効き具合を培養した菌を使って調べます。また、ある種の菌(たとえば結核菌)やウイルスの遺伝子を検出し、短時間に原因となる微生物を検出する場合もあります。以上の検査は、塗抹検査、培養検査、薬剤感受性検査、遺伝子検査などと呼ばれます。 

病理検査は、手術や生検などで得られた組織検体や細胞診検体から病理標本を作製し、顕微鏡で観察することにより形態学的な診断を行います。また、手術中の迅速検査や病理解剖も行います

生理機能検査は、検査装置をからだに装着又は接触させ、からだの中の変化を記録することによって病気の情報を捉える検査であります。当院の生理機能検査室では、細胞の電気的な変化を信号としてとらえる心電図検査・脳波検査、肺の容量などを調べる呼吸機能検査、耳の聞こえを調べる聴力検査などの検査を実施しています。また、心電図・脳波・筋電図などのいろいろな情報を組み合わせて同時に記録し、睡眠と呼吸の関係を多角的に評価するPSG検査(終夜睡眠ポリグラフ)も実施しています。

 

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