放射線機器-MRI検査
MRI(Magnetic Resonance Imaging)
非常に強い磁石と電波を利用して、人体の断層像を撮影する検査です。X線を使用しないため、放射線被ばくの心配はありません。
撮影装置外観
検査の流れ
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1.検査受付
当院のMRI検査は予約制です。検査には事前準備等がございますので、予約時間の15分前には放射線科受付へお越しください。 -
2.検査前の準備
MRI室内は強力な磁力が発生しているため、室内に金属類などの磁性体を持ち込むと吸着及び破損する恐れがあります。
そのため、検査着に着替えて頂く場合もあります。また、体内金属や身に着けている金属類が無いか等の問診と金属探知機での確認をさせていただきます。 -
3.検査
検査は円筒状の装置内に入り検査を行います。検査中は大きな音がするためヘッドフォンを装着します。検査中は非常用ブザーをお渡ししますので、気分が悪いなどがありましたらお知らせください。
検査時間は検査部位や内容により異なりますが、約20分~1時間程度です。
注意事項
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※下記に当てはまる方は検査を受けられないことがありますので、主治医及び検査担当者に必ずお申し出ください。
- 心臓ペースメーカーまたは埋め込み型除細動器(ICD)を埋め込んでいる方
- 人工内耳、人工中耳の方
- 脳動脈瘤クリップが入っている方
- 3週間以内に内視鏡止血クリップを使用している方
- 金属の義眼の方
- 材質不明の体内金属がある方
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※MRI検査室に持ち込めないもの
下記の物は故障や破損、検査中に火傷の原因となる場合がありますので、検査室には持ち込めません。- 心臓ペースメーカーまたは埋め込み型除細動器(ICD)を埋め込んでいる方
- 磁気カード(クレジットカード、キャッシュカードなど)
- 補聴器
- 義歯(入れ歯など取り外せる歯)
- 体に貼っているもの(カイロ、エレキバン、ニトロダーム、ニコチンパッドなど)
- カラーコンタクト
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※その他注意事項
- 円筒状の装置に入って検査を行うため、閉所恐怖症の方は検査ができない可能性があります。
- MRI検査は体動に弱い検査になります。検査中は動かないようにご協力ください。
- 腹部MRI検査(肝臓、膵臓、MPCP検査など)を受けられる方は食事制限をしていただく場合があります。
- 入れ墨、アートメイクを入れている方は、入れ墨に磁性体が含まれている場合があり、検査火傷の原因となる可能性があります。
- マスカラ、アイシャドウなどの化粧品をされている方は、化粧品に磁性体が含まれている場合があり、検査中火傷の原因となる可能性があります。そのため、お化粧を落としていただくこともあります。
造影剤を使用される方へ
より詳しい検査を行うため、医師の判断により造影剤を使用する場合があります。
静脈から針を穿刺し造影剤を注入します。
以下の方は造影剤を使用できない場合があります。前もって主治医の先生へお申し出ください。
- 喘息の治療中または喘息になったことがある方
- 今まで造影剤を使用して吐き気、痒みなどの副作用が出たことがある方
- アレルギーがある方
- 腎障害または腎機能が低下している方
- 妊娠中または授乳中の方