病棟案内

病棟案内

西病棟1階(重症心身障がい児・者病棟)

当病棟は、人工呼吸器管理が必要な方からご自身で自由に動くことが出来る方まで様々な患者さんが入院されています。言語的コミュニケーションを行うことが困難な方が多い為、看護師が患者さんの表情や体温・脈拍等、細やかな観察を行い、患者さんが発するわずかなサインを読み取ることがとても重要になってきます。常にスタッフ全員でそれぞれの患者さんの個性とその人らしさを尊重していく為にはどうしたら良いかを考えながら日々のケアを提供しています。又、療育指導室のスタッフと連携した療育活動では季節に応じた行事も取り入れ、病棟で過ごしていても患者さんが四季折々の情緒を感じてもらえるような関わりをしています。他にも在宅支援の一環として短期入所も受け入れています。

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西病棟2階(重症心身障がい児・者病棟)

当病棟は、人工呼吸器等の高度な医療ケアを必要とする重症心身障がい児(者)の病棟です。殆どの患者さんが自ら不調を訴えることは出来ません。私達は患者さんの些細な体調の変化も見逃さないように、専門性の高い観察を行っています。また、多職種と連携し、日々呼吸管理の向上や廃用性候群の予防に努めています。コロナウイルスの影響で自粛していた療育活動は、感染対応しながら児童指導員や療養介助専門員、保育士と連携し、誕生日会や季節に合わせた行事の開催等、実施しています。また隣接する城陽支援学校に通学する就学児童には、成長発達や生活背景に合わせて療養生活を楽しめるよう取り組んでいます。在宅支援として人工呼吸器を装着された患者さんの短期入所の受け入れも行っており、地域の方々のニーズに対応できるよう努めています。

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西病棟3階(脳神経内科病棟)

当病棟には神経筋難病(筋萎縮性側索硬化症やパーキンソン病等)、重症心身障がい児(者)、呼吸器疾患の患者さんが入院されています。
神経筋難病の患者さんは、言葉で話すことや意思を伝えることが難しい方も多いです。そのため、患者さんそれぞれに合ったツールを用いてコミュニケーションをとっています。また、難病看護師も在籍しており、患者さんやご家族の相談対応、スタッフの助言等、日々の看護生活を支える看護に努めています。
人工呼吸器で呼吸のサポートをしている患者さんも多くおられ、人工呼吸器の管理や排痰の援助等を行っています。自宅で過ごされている患者さんがレスパイト入院される際も、普段自宅で過ごされている様子をお聞きし、病棟でのケアに取り入れています。

西病棟4階(呼吸器内科・小児科・神経内科病棟)

当病棟はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)や間質性肺炎などの慢性呼吸器疾患を持つ患者さん、慢性疾患をもつ小児患者さんが入院しています。酸素療法や非侵襲的陽圧換気療法(NPPV)を用いて治療されている患者さんが多くおられます。呼吸器疾患を持ちながらも、より良い生活ができるように、患者さんに合わせた日常生活援助や呼吸介助を行っています。また、退院前にはご自宅に訪問して、患者さんの生活環境を知り、入院中から退院後の生活を見据えた関わりを行なっています。退院後も患者さんやご家族が安心して在宅での生活が送れるよう支援しています。慢性疾患を持つ小児には、多職種、隣接する支援学校と連携を密にとり、成長発達、生活背景に応じた関わりを行っています。

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西病棟5階(呼吸器科・呼吸器外科病棟)

当病棟は、呼吸器疾患を中心に、小児期や成人期・老年期など幅広い年代の患者さんが入院されています。患者さんが安心して検査や治療を受けられるよう看護を行っています。また、当院の呼吸ケアセンターでは、呼吸困難等がある患者さんに入院時から多職種で連携し、患者さん個々に合わせた医療を提供しています。患者さんが安楽な呼吸ができるよう、必要な医療機器が確実に使用できるように支援しています。また、退院後に在宅療養をされる患者さんには地域医療連携室と協力し、安心して退院できるよう支援しています。しかし、長期入院中の患者さんには、四季が感じられ気分転換が図れるよう、四季折々の飾りつけやイベントを行う等の取り組みも行っています。
また、京都府全域から結核患者さんが当院に入院していますので、安心して療養に専念出来るように支援しています。結核は薬を飲み続けることによって完治します。しかし、服薬期間が長い為、DOTS(直接監視下短期化学療法)により服薬支援を行っています。
そして、保健所とのDOTSカンファレンスや病棟看護師が外来に出向いてDOTS外来を担当し積極的に結核の予防・撲滅に向けて取り組んでいます。

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手術室

主に呼吸器外科の手術を行っています。医師・看護師、様々な職種のスタッフが連携し患者さんの安全を考え手術が円滑に進行できるように努めています。患者さんの声を尊重し安心して手術を受けることができるように術前・術中・術後の支援しています。又、手術室看護師は内視鏡検査の介助も行っています。当院では気管支・上部消化管・下部消化管の内視鏡検査を行っており患者さんの苦痛が最小限に抑えられるよう努めています。

外来

当院の外来診療科は、呼吸器科・脳神経内科・小児科を主としています。一般外来以外に専門外来も開いており、外来看護師は専門的に看護しています。呼吸ケアセンターでは、入院時より多職種でカンファレンスを行い、情報の共有や治療・生活に係る調整を実施しています。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の専門外来では、呼吸補助装置による治療が継続できるようサポートしています。また、在宅酸素療法(HOT)外来や、抗結核薬の直接服薬確認療法(DOTS)外来も行っており、病棟看護師と協働して取り組んでいます。その他にも多くの専門外来があり、患者さんが安心して受診し治療が継続できるように、処置や検査・診療の介助に携わっています。必要時には、地域医療連携室を通して訪問看護師等と情報共有をしたり、深い褥瘡を保有した患者さんのご自宅で訪問看護師にケアを指導したり、通院での治療が継続できるようサポートも行っています。
入院が決定した患者さんに対しては、入院支援センターで入院生活や検査内容についての説明を行い、入院生活が安全で快適に過ごせるように支援しています。また、入院中・退院後の生活や心配なことについては、病棟や地域医療連携室などと連携を取りながら途切れない看護を目指しています。
現在病棟では、感染症予防の観点から面会の人数や時間制限をしています。長期にわたり入院している患者さんがご家族と面会できるように、テレビ電話を活用して対応する等、療養生活が少しでも快適になるように努めています。

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